1、アンペア(A)
電気で流れる量を電流といい、単位はアンペアで表示します。
アンペアという単位はフランスの物理学者アンペール(1775〜1836)に
由来しています。
2、ボルト(V)
電流を流す力を電圧といい、単位はボルトで表します。100Vが
使用されていますが、大型エアコンなど、たくさんの電気を必要とする
電気製品には200V が用いられています。
ボルトという単位はイタリアの物理学者ボルトン(1745〜1827)に
由来しています。
3、ワット(W)
電気が1秒あたりに働く仕事(電力)の量で単位はワットで表します。
100Wの電球は 60Wの電球より大きな仕事をし、明るくなります。
電力の大きさは電流と電圧のかけ 算で計算します。
電力(W) = 電流(A)×電圧(V)
なお、家庭用の電気はふつう100Vですから、電力を100で割れば、
電流(アンペア)を計算することができます。ワットという単位は
蒸気機関車を発明したイギリスのワット (1736〜1819)に
由来しています。
4、ワットアワー(Wh)
1時間に電気がどれだけ仕事をし、電気を使ったか示すもので、
働いた量の合計が電力量です。電力(ワット)と使った時間 (アワー) の
かけ算で計算され、単位はワットアワーで表します。
電力量(Wh) = 電力(W)×時間(h)
例えば100Wの電球を10時間使うと、1,000Whの電力量を
消費したことになります。
ふつう電力量はkWh (キロワットアワー) を用いるので、
1,000Wh = 1kWhで表します。